新緑を味わい、歴史的建造物を見学。名物三渓そばも必食の 横浜 三渓園に行ってみた

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横浜屈指の桜の名所で知られている三渓園(さんけいえん)。桜の見ごろが終わった後も実は見どころがたくさんあるのをご存じでしたか!? 園内には新緑があふれ、藤をはじめ、ミツバツツジや山吹の花が旬を迎え、園内全体がまるで水彩画で描かれた淡い色の水彩画のような風景になっていました。

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三渓園は生糸貿易により財を成した実業家の原三溪(はらさんけい)によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。175,000mに及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。 (三渓園ホームページより)

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桜の見ごろが終わり、ゴールデンウィークを迎える時期になると、重要文化財の臨春閣や白雲邸横浜市指定有形文化財となっている白雲邸といった数寄屋建築の建物が来園者に公開され、同時に茶会や生け花の展示会なども開催されます。

 

私が三渓園を訪れた日もボランティアによる無料の園内ツアーが開催されていて、日本人と一緒に外国人観光客が英語のパンフレットを見ながらガイドの説明に耳を傾ける姿を目にしたり、「横浜さくらそう会」という園芸文化を紹介する団体が“さくらそう”の展示や販売を行っていました。

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ちなみに、写真のように園芸で使われる“さくらそう”は、関東平野を流れる荒川などに生えていた野生の“さくらそう”を採取して江戸時代の庭師たちが栽培を始めたもので、日本では、約300年もの歴史を持ち、世界に誇る園芸文化の1つとなっているそうです。(さくらそう会の方との会話より)

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一般に向けて公開された外苑エリアでは明治39年に京都の燈明時から移された室町時代の建築物や三重塔が配されていて、園内はウメ・サクラ・ハス・ハナショウブなど四季折々の花を楽しめます。 また、原家が私庭として使用していた内苑エリアには江戸時代の初期に建てられた古建築と繊細なつくりの庭を鑑賞することができます。

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内苑の見どころ!私のオススメNo.1は、横浜指定有形文化財に指定されている「御門(ごもん)」や重要文化財に指定されている「臨春閣(りんしゅんかく)」です。

御門は、内苑への入口にもなっていて、多くの木々に囲まれた建物は重厚感いっぱい。写真のように門の外から、内苑につづく石畳でできた通りを覗くと門の中へ1歩踏み入るのに緊張が0.1秒走り抜ける。。。感じがしました。 建物は江戸時代・宝永5年頃、京都東山の西方寺で建築され、大正時代に三渓園に移築されたものです。

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臨春閣とその庭園をご覧あれ! 新緑の山野に包まれた書院造りの建物と庭園。 ここが現在の横浜であることを忘れてしまいそうな景色が広がっています。

この建物は、江戸時代・慶安2年に紀州徳川家初代藩主の頼宣が和歌山の紀ノ川沿いに建てた数寄屋風書院造りの別荘建築で、大正6年に三渓園に移築されたものだそうです。

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内苑は今回ご紹介した御門や臨春閣以外にも、指定文化財の建造物や凝った技巧の庭園など季節によって変化する味わいのある景色が楽しめるはずです。

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今回の三渓園を訪ねたもう1つの目的は、外苑エリアの食事処・待春軒で味わうことのできる名物の“三渓そば” (1杯 800円) です。 三溪園の創設者、原三溪が考案した伝統の味で、汁のない麺ですが、添えられる昆布茶をすすりながら食べる麺が何とも爽やかな味わいなのです。

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「三渓そば」は大正時代の茶会で饗されていて、現在も当時のままのレシピを継承されているとのこと。 豚肉がまだ珍しかった大正初期、「一般市民にも豚肉を美味しく味わってほしい」と三渓氏が考案し、そば粉ではなく小麦粉を使用した麺は、細いうどんのような食感が特徴です。ハム・薄焼き卵・しいたけ・たけのこ・豚肉などが入った中華風のあんが麺の上にかけられていて、親しみやすい逸品ですが、その歴史背景を聞くと、とてもハイカラな感じがしてきますよね。

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店内で味わうのもよういですが、私が選んだテーブルは外の庭園景色を眺めながら食事することができる半屋外の席。 丸い木の切り株が椅子になっていて、これもまた粋な感じです。

外苑には3軒の食事処がありますが、三渓そばを味わえるのは待春軒だけですので、チャレンジされる方はお間違いのないように! 是非おススメの一品なのです。

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外苑では、手入れの行き届いた庭園を散策しながら、サクラの後に見ごろを迎える花々や、園内を四方に流れる小川や、中央の大池を元気に泳ぐ鯉や鴨、大きな石の上で甲羅干ししてまったく動かない・・・カメなどを見てゆっくりとした時間を過ごすことができました。

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外苑の一番奥地には、とても大きな合掌造りの一軒家(旧矢箆原家住宅・きゅうやのはらけじゅうたく)があり、建物の内部を見学することができます。 建物の中は、書院造の座敷や寺院に用いられる火灯窓がつけられていたり、当時の農機具や調理場道具、それに囲炉裏に火がくべられていたりして、当時の生活感そのままを体験することができました。

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この旧矢箆原家住宅は、江戸時代後期に飛騨・白川郷で建築された建物を昭和35年に移設されたものです。 (現地での説明による)

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最後に、園内を見渡せる小高い山を登って、園内のどこからもその雄姿を拝むことができる重要文化財の旧燈明寺 三重塔(きゅうとうみょう さんじゅうのとう)まで行き、その山頂から横浜港が見渡せるという展望台へ。

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山頂展望台から見える横浜・根岸方面の港湾風景は、その昔ユーミン(荒井由実時代)の代表曲「海を見ていた午後」の歌詞にも登場した景色です。 歌詞中に登場するレストランドルフィンの店内から見える景色と同じように、貨物船が横切っていく景色や、三浦半島のシルエットが湾の向こう側に見えるなど、当時と同じ景色がここにはありました。

三渓園は、明治39年に開園され、一般に公開されたそうですから、その当時はきっと、今日この場所で見ている近代的な港湾風景とは違った、風景がひろがっていたことでしょう。

いろいろな景色を持つ三渓園。また季節を変えて、訪れたいと思います。

 

横浜 本牧エリアのドライブ&ライドスポット「本牧 山頂公園」もご覧ください!

横浜港が見渡せる小高い山の上のドッグラン、本牧山頂公園 に行ってみた!

 

この記事を書いたユーザー

MaaaPon

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スポット情報

スポット名 三渓園
エリア >関東 >神奈川 >横浜
料金 入園料 大人500円
所要時間 散策 約3時間
対象 おひとりさまOK、カップルで楽しむ、男子会・男同士、女子会・女同士、みんなで楽しむ、ファミリーで楽しむ
場所 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
URL http://www.sankeien.or.jp/index.html
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